機能の比較(2026-06-11時点の情報)
promptShieldとAdobe Acrobat Pro:墨消し機能との比較
Adobe Acrobatは情報を黒塗りし、元に戻せない形で消去します。promptShieldは情報をコードに置き換え、同じ値には常に同じコードを使います。コード化した文書はAIに渡せます。AIの回答は、デコードすると元の値に戻ります。公開情報の出典と確認日を記載した機能比較です。
違いをひとことで
Acrobatの墨消しでは、情報が黒い四角形になり、そのまま失われます。promptShieldは情報をコードに置き換え、同じ値には常に同じコードを使います。コード化した文書はAIに渡せます。AIの回答は、デコードすると元の値に戻ります。
両者は目的の異なる製品です。Acrobatの墨消しは、情報を消去して終わりです。AIに渡せる内容は残らず、元に戻す方法もありません。promptShieldは、匿名化、AIでの処理、デコードという流れのために作られています。同じ人物・組織には、文書の中でも、同じフォルダーにまとめたファイルの間でも、常に同じコードが使われます。そのためAIは、元の値を一度も見ることなく、話の流れを追えます。
Acrobatの墨消しをAIでの作業に使えない理由
AIが文脈を追えるコード
Acrobatは機密情報を黒い四角形に置き換えるため、情報とともに文の意味も失われます。promptShieldは、[P0ABCD]のような形式のコードに置き換えます。先頭の文字は情報の種類を表します。AIはコードを手がかりに内容を読み取ります。回答でも、コードはそのまま使われます。元の値を見せることなく、文書の意味をすべて保てます。
同じ氏名には常に同じコード
同じ氏名に同じコードが使われるので、AIとのやり取りが安定します。たとえば「山田 太郎」は、契約書でも請求書でも添付のメールでも、[PK7Q]のような形式の同じコードに置き換わります。そのためAIは、文書の中でも、同じフォルダーのファイルの間でも、どの箇所が同じ人物を指しているかを理解できます。Acrobatの墨消しでは、どの箇所も区別のつかない黒い四角形になるため、AIは何も結び付けられません。
AIの回答をデコードして元の値に戻す
AIの作業が終わったら、その回答をpromptShieldに読み込みます。すべてのコードが自動で元の値に戻ります。コードを変えずにそのまま残すようAIに求める指示ページも、自動で作成されます。Acrobatには、これに相当する機能はありません。墨消しは一方向で、元に戻せません。
自動検出も使えます
Acrobatでは、黒塗りする箇所を手作業かキーワード検索で一つずつ探す必要があります。promptShieldは、9言語の文書から個人情報を自動で検出します。IBAN、SSN、TFNなどは、国ごとのチェックサムでも確認します。これだけでも便利ですが、大きな違いはその後の手順にあります。AIに渡して元の値に戻す流れは、Acrobatではできません。
機能の比較
| 機能 | promptShield | Acrobat |
|---|---|---|
匿名化、AIでの処理、デコードの流れ Acrobatの墨消しは一方向で、AIに渡せる内容は残りません。 | ||
同じ人物・組織には常に同じコード Acrobatでは、どの箇所も区別のつかない黒い四角形になります。 | ||
フォルダー内のファイル間でも同じコード | ||
コードをそのまま残すようAIに求める指示ページ | ||
AIの回答をデコードして元の値に戻す | ||
個人情報の自動検出 Acrobatでは、キーワード検索か手作業で選びます。 | ||
固有名詞の検出(氏名、組織名、地名) | ||
多言語の検出(9言語、複数の言語が混在する文書にも対応) Acrobatでは、入力した語句しか検索できません。 | ||
国ごとのチェックサム(IBAN、SSN、TFNなど) | ||
パターンによる検索と黒塗り Acrobatに組み込まれたパターンは、メールアドレスや電話番号などに限られます。 | ||
元に戻せない完全な黒塗り | ||
領域ごとにコード化か完全な削除かを選択 Acrobatは完全な削除のみです。 | ◐ | |
メタデータと隠れた内容の除去 promptShieldは、ダウンロードのたびにファイルの内部データから自動で除去します。Acrobatでは、「文書をサニタイズ」を別途手作業で実行します。 | ||
完全オフラインでの処理 | ||
個人情報の黒塗り専用に設計 Acrobatの黒塗りは、PDFの総合ツールの機能の一つです。 | ◐ | |
PDFの総合機能(編集、電子署名、フォーム) |
✓は対応、◐は一部対応または設定による対応、✗は非対応を示します。Acrobatの情報は2026-06-11に確認しました(「出典」を参照)。
Acrobatを使い続けるほうがよい場合
次のような場合は、Acrobatが適しています。
- 黒塗りする語句が決まっていて、数も少ない場合(1ページに氏名が数件ある程度)。
- 黒塗りだけでなく、編集、電子署名、フォーム、OCRを含むPDFの総合ツールが必要な場合。
- Acrobatがすでに組織全体に導入されていて、ツールを増やしたくない場合。
両方を使い分けているチームも多くあります。匿名化、AIでの処理、デコードの流れや、大量の文書の黒塗りにはpromptShieldを使います。PDFの編集、電子署名、フォームにはAcrobatを使います。どちらか一方を選ぶ必要はありません。
promptShieldが適している場合
- 機密文書をAI(ChatGPT、Claude、Geminiなど)で扱いたい場合。文書を匿名化してAIに渡せます。回答はデコードして元の値に戻せます。
- 文書全体でも、同じフォルダーにまとめたファイルの間でも、同じ人物・組織には常に同じコードを使いたい場合。AIが話の流れを追えます。
- 元に戻せない黒塗りだけでなく、値をコードに置き換えて、あとで元の値に戻せるコード化が必要な場合。
- 国ごとのチェックサムを使った多言語の自動検出も利点です。ただし、大きな違いは、AIに渡したあとで元の値に戻せることです。
料金の比較
Adobe Acrobat Pro
US$19.99 / mo
年間プラン・手作業またはキーワード検索による黒塗り・2026-06-11確認
匿名化からデコードまでの流れを試す
ブラウザーに文書を読み込み、個人情報をコードに置き換えます。コード化した文書はAIに渡せます。AIの回答は、デコードすると元の値に戻ります。インストールは不要で、文書が外部に送信されることもありません。
出典
Acrobatの価格と機能は、すべて2026-06-11に確認しました。他社の価格は変わることがあります。誤りにお気づきの場合は、お問い合わせページからお知らせください。確認のうえ修正します。
よくある質問
PDFの文字の上に黒い四角形を描けば、文字は消えますか?
消えません。文書の黒塗りで、最も損害の大きい誤解です。注釈や描画ツールで描いた四角形は、上に重ねた注釈にすぎません。下の文字はそのまま残り、選択もできます。ページをコピーしたり、別のアプリで開いたりすれば、誰でも読み取れます。下の文字そのものを取り除けるのは、本来の黒塗り機能だけです。Acrobatの「墨消し」や、promptShieldのコード化がこれにあたります。図形を描いて黒塗りしたPDFがある場合は、黒塗りできていないものとして扱ってください。
両方必要ですか?それとも、promptShieldだけでAcrobatの代わりになりますか?
両者は役割が異なり、両方を使い続ける方も多くいます。Acrobatの墨消しは内容を消去します。裁判所や規制当局に提出する文書、情報公開請求への開示など、確定版の文書にはこれが適しています。promptShieldは、値を元に戻せるコードに置き換えます。そのため、文書をAIに渡したあとで、回答をデコードできます。情報を消すことと、いったん置き換えてあとで戻すことは、正反対の目的です。作業に必要なほうを選んでください。
コード化した文書を、ほかの人がデコードすることはできますか?
できません。コードと元の値の対応は、コード化を行ったデバイスのコード台帳にだけ保存されます。そのため、送付したコード化済みのファイルから元の値をたどることはできません。受け取った人に見えるのは、コードだけです。唯一の例外は、意図して行う操作です。promptShieldでは、コード台帳をファイルにエクスポートできます。そのファイルとコード化した文書の両方があれば、誰でも元に戻せます。エクスポートしたファイルは、元の文書と同じように厳重に扱ってください。
注意事項
- このページは検出精度のベンチマークではありません。Acrobatはソースコードが公開されていない製品で、測定できる自動検出の機能もありません。比べているのは方式と機能で、検出率の測定値ではありません。再現可能なベンチマークは、/compareをご覧ください。
- どちらもオフラインで処理します。AcrobatもpromptShieldと同じく、デバイス上で処理します。データを処理する場所は同じです。違いは、自動化と多言語の検出にあります。
- Acrobatの機能は黒塗りだけではありません。AcrobatはPDFの総合ツールです。このページでは、黒塗りと個人情報の除去の作業だけを比べています。編集、電子署名、フォームは比較の対象外です。
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